小説初心者が絶対に知るべき4つの書き方のポイント

小説初心者が絶対に知るべき4つの書き方のポイント

初心者が知っておくべき小説の書き方

こちらの記事では小説執筆の初心者が絶対に知っておくべき小説の書き方を、いくつかの項目に分けて紹介しています。

以下で紹介している書き方を知っているかどうかで、小説の完成度は大きく変わってきますので、初心者の方はぜひ執筆の際に参考にして下さい。

なお、小説を書く際の基本は前記事である、『小説の書き方の基本4つ|最初に知らないと失敗する!』で紹介していますので、そちらをご覧でない方は先にそちらを読むことをおすすめします。

小説の書き方の基本4つ|最初に知らないと失敗する!
小説の書き方の基本中の基本を徹底紹介!当記事では初心者が小説を書く際にまず知るべき、基本中の基本について紹介しています。世の中に出回っているほぼ全ての小説は基本のルールを遵守しているため、それを知ることであなたの作品をより読みやすく、そしてより評...

小説初心者が抑えておきたい書き方のポイント

最初に小説のプロットを作成する

小説初心者プロット

小説初心者が抑えておきたい書き方のポイントとして最初に紹介するのは、プロットを作成するというものです。「プロットなんて知っているよ」という方も、良ければ復習も兼ねて目を通してみて下さい。物語の完成度をより引き上げることが可能です。

プロットについて聞き覚えのない方のために説明すると、プロットとは物語の要約、あるいは物語の設計図になります。

プロットがあるのと無いのとでは最終的な物語の完成度や、整合性に大きな差が付きやすいので、プロットを組んだ事がないという方は今後は必ず作成するようにして下さい。

プロットの作り方

では肝心のプロットの作り方ですが、実は皆様が想像しているよりも簡単かつシンプルです。まずは物語の原因と結果のみを作りましょう。

これは、「勇者が魔王を倒したことにより世界が平和になった」といった程度で十分です。

ここからストーリーや世界観を肉付けし、作品を作っていくことになります。作り方にはいくつかの種類がありますが、今回は『5W1H』と呼ばれている、プロットを作成する上で最もオーソドックスな方法を紹介します。

 

5W1Hとは
①いつ(When)
②どこで(where)
③誰が(who)
④何を(why)
⑤なぜ(why)
⑥どのように(How)

以上が5W1Hになります。これをメモ帳や原稿用のテキストに記載して下さい。ちなみに5W1Hは、文章を書く際にも基本となる知識です。

特に物語の冒頭のシーンは読者を掴む上で最も大事な部分になりますので、一文の間にこれを明確に表す必要があります。順番は問いませんが、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」したのかを示していない文章は、わかりづらい上に読者も付いてくれません。

 

5W1Hの例文
①2018年の冬(いつ)・日本で唯一生き残った少女は(誰が)・滅びへ向かう世界を救うため(なぜ)・滅びの原因を防ぐべく(何を)・燃え盛る日本から(どこで)・傷だらけの体を引きずって旅立った(どのように)
②はるか昔(いつ)・聖剣に選ばれた勇者が(誰が)・世界の滅びを回避するため(なぜ)・魔王討伐を(何を)・故郷の王国から(どこで)・親友と共に始めた(どのように)
③むかしむかし(いつ)・桃太郎という男が(誰が)・街を荒らし回った報復をするため(なぜ)・鬼ヶ島で(どこで)・鬼退治を(何を)・三匹の仲間と共に実行に移そうとしていた(どのように)

このように、5W1Hがハッキリと示されていることで、読者にわかりやすく作者が描きたい情景を説明することができます。

それは一文だけでなく、小説という作品全体にも同じことが言えるのです。作品においても最初にしっかりと5W1Hを設定しなければ、後々になって小説の整合性が取れなくなったり、途中で本来書きたかった物語から脱線してしまうなど、様々な障害が発生する可能性が高いです。

これは小説に限らず、記事や脚本家などの文字に関わるクリエイターの大半が決めています。もちろん超一流の作家や、経験豊富な小説家の一部には5W1Hを決めずに書いている方も少ないながら存在します。

しかし、これは彼らには基本をやるまでもなく物語を作り上げる実力があり、それに裏打ちされた執筆のスタイルがあるからこそできる芸当です。まずは基本を守るようにしましょう。

5W1Hの当てはめ方

では、続いて気になる5W1Hの設定方法を紹介していきます。

①いつ(When)

いつ(When)では小説の時代についてを設定します。ここは物語の基幹となる部分です。

たとえば、戦国時代などの過去の小説を作るのであれば登場人物の格好や知識、喋り方や武器など、様々な要素が現代と変わってきます。反対に未来のSF小説を作る場合も同じことが言えるでしょう。

とにかくあなたが書きたい内容に沿った時代を考え、決定しましょう。

②どこで(where)

どこで(where)では小説の場所を設定しましょう。これは学校やホテルなどの舞台装置としての場所を設定しても良いですし、アメリカや異世界など、大きな枠組みの場所を設定しても大丈夫です。

③誰が(who)

誰が(who)は文字通り、登場人物を設定しましょう。具体的には主人公やヒロイン、サブキャラクターや悪役などの主要人物がこれに該当します。

設定する項目は外見・性別・年齢・性格・能力・キャラの成り立ち・癖・行動原理などです。詳しく設定すればするほど、小説の内容に深みが出ます。

④何を(why)

何を(why)では物語の肝となる、主人公やその仲間が何を目的に行動しているのかを決定しましょう。

わかりやすい例えで言えば、『魔王を倒すために旅をする』『元の世界に帰るために悪のリーダーを倒す』などになります。

これを事前に設定することで小説に一本の筋が出来上がるので、主人公の行動原理がブレブレになったり、内容が迷走するリスクを抑えることが可能です。

⑤なぜ(why)

なぜ(why)では主人公がなぜ、上記の『何を(why)』で決めた行動をしているのかを設定します。

これもわかりやすい例えを紹介すると『魔王に故郷を滅ぼされたから』『世界を救うことで元の世界に帰れるから』などになります。

また、この部分で主人公の生き方や心情が決まってきます。『魔王に故郷を滅ぼされた』という一つの設定でも、そこから復讐のために旅をするのか、あるいは自分と同じ境遇の被害者を生まないために旅をするのかは、『誰が』で決めた主人公の性格や境遇によって変わってくるはずです。

物語を作る上でかなり大事な部分になるので、よく考えてから決定しましょう。

⑥どのように(How)

最後のどのように(How)では、文字通りどのようにして上記で設定した目的や行動を達成するのか、を設定しましょう。

上記の魔王を倒すのが目的の小説でも、『各地で仲間を集めながら旅をする』or『故郷で唯一生き残った幼馴染の少女と旅をする』で、内容は180°変わってきます。

物語の面白さを決定づける上で最も大事な部分になりますので、時間をかけてしっかりと決めて下さい。ここの部分はいくら長くなっても大丈夫です。雑な作品は駄作になりやすいです。

プロットのまとめ

如何でしたしょうか。こちらで紹介した5W1Hによるプロットの作成方法はライトノベルはもちろん、推理小説やコメディ小説など、ありとあらゆるジャンルの小説で活用できるのでぜひ実践して下さい。

また、プロットを設定した後はオチをより明確に決めたり、より世界やキャラの設定に肉付けをする、相関図を作るなどすることで、あなたの小説をさらに面白いものにすることができます。それらについても今後別記事で紹介する予定ですので、公開した際はぜひ参考にして下さい。

小説における括弧の正しい使い方

小説初心者括弧

括弧は小説だけでなく、論文や数学など様々な文字の媒体で使われているので、日常生活を送っていると目にする機会はとても多いです。

しかし、代表的な括弧である「」を筆頭に『』や()、【】や””など、小説には作者の癖やルールによって様々な【】が使われます。

そのため、「この場面ではどの括弧を使えばいいんだ!?」なんて事態に陥ったことのある作者は、私を含め少なくないはずです。

こちらの項目ではそんな数多くある括弧の使い方について、個別に紹介していきますので、ぜひ執筆の際の参考にして下さい。

「」(かぎかっこ)の使い方

最初に紹介する「」は、数ある括弧の中でも最も使用頻度が高い種類になります。基本中の基本なので、小説における使用法は説明するまでもないかもしれませんが、念の為に説明をすると、ほとんどの場合は会話文として使用されます。

この括弧に関しては他に説明すべきことがないので、さくっと説明を終わらせますが、次項で「」の応用法を説明していきます。

『』(二重かぎかっこ)の使い方

次に紹介する『』は、上記の「」ほどでは無いにしろ、目にする機会の多いカギカッコだと思います。小説において『』を使う手法は大きく分けて2つあります。

1つ目はキャラの特殊性や特別感を演出する時です。一例としては

 

二重かぎかっこの使用例1
「ついにここまでたどり着いた…! 魔王め覚悟しろ!」
「あなたによって焼かれたエルフたちの仇を討たせてもらいます…!」
「二人とも無理はしないで。危険と感じたらすぐに下がって回復を」
『ようやく来たか、勇者よ。しかし遅かったな。既に魔王軍は王都へと進行しているぞ』
「なんだとッ!?」

このような感じになります。一人だけ『』を使用することにより、そのキャラの存在感や特殊性を分かりやすく演出することが可能です。

もう一つの手法としては

 

二重かぎかっこの使用例2
「……離してくれ。俺はあそこに行かなくてはいけないんだ」
「はぁ、もう姉ちゃんの寝室に忍びこむのはやめとけって。『次やったら絶対殺す!』って鬼のような形相で言われていただろう?」

このような使い方があります。『』は上記の普通の「」と組み合わせることで、この場にいないキャラクターがのセリフを、別なキャラクターに喋らせることができます。

ただし、どちらも多用してしまうと、せっかくの特殊性や強調されている雰囲気が薄れてしまう上に、文章の読みやすさも損なってしまうので注意しましょう。

()(丸かっこ)の使い方

小説において()は基本的に心の中の声を表す際に使用します。ただ、これはライトノベル的な使い方なので、人や作品のジャンルによっては使わず、地の文で表現した方が良いでしょう。

今回は()を使う場合のケースとして、一例を紹介します。

 

丸ぎかっこの使用例
「お前はいつもそうだ! 思えば出会った時もこうして俺に喧嘩を売ってきたよなッ!?」
「あの時私に喧嘩を売ってきたのはあなたでしょう? あぁ、思い出すだけで虫唾が走るわ」
(この二人、いつも喧嘩してばかりだけど、いざという時は息がピッタリなんだよなぁ)

このように、()は心の中の声を表現する形で使うのがほとんどです。上手く使えば地の文よりも鮮明にキャラクターの心情を読者に伝えることができます。

しかし、こちらも乱発しすぎると安っぽかったり稚拙な文章に見えてしまうので、使用頻度には注意するようにしましょう。

【】(墨付きパーレン)の使い方

【】は普通の小説はではあまり目にする機会がありませんが、ライトノベルではアイテムなどの専門用語や地名、技名などでよく使われます。

こちらも例にした方がわかりやすいので、早速説明していきましょう。

 

墨付きパーレンの使用例
①上級魔力結晶【ハイ・バイザン】
②剣戟防御【ソードディフェンス】
③帝都【オーディン】

といったものが主な使用例となります。中二病感はあるものの、上手く使えば男が大好きな雰囲気を演出できます。

また、作家によっては【】の代わりに《》や<>などを使用することもあるようです。どれを使うかは作者の自由になりますが、使用する記号は一つに統一するようにしましょう。複数の記号を使うと読者が混乱していまいます。

””(ダブルクォーテーション)の使い方

””は日本の小説ではあまり使っているものを見かけませんが、海外の小説やライトノベルではよく使われている記号です。こちらも早速使用例を紹介していきます。

 

ダブルクォーテーションの使用例
「……みんな、すまない。俺はもう一度あの力を使おうと思う」
「ほ、本気かよ!?」
「あぁ、本気だ。今あれを使わないと、俺達はここで全滅だ」
「……いいの? ”あの時”みたいになりかねないわよ」

このように、セリフや文中の特定の何かを強調する時に””を使います。使用例のように『あの時』を囲うことで、読者に効果的に過去に起こしたイベントを想起させたり、作中の雰囲気に緊迫感を持たせることができます。

また、他にも海外の小説では自分の中にいる『もう一人の自分』に話しかける時などに、””を使うケースが多いです。

小説における正しい段落の使い方・変えるタイミング

 小説初心者段落

こちらでは小説の書き方の基本4つでも多少触れた、段落についてより詳しく紹介していこうと思います。段落は適切な場所に正しく使わなければ、小説がとても読みにくい物になってしまいます。

しかし、厳密にどこで改行をすればいいのかわからなかったり、正確なルールについて把握していない方は、昔の私を含めてとても多いです。

そこで以下では段落の正しい使い方や、基礎について詳しく紹介していきます。

場面・時間が変わったタイミング

段落を変えるタイミングとして、最もポピュラーかつ基本なのが場面や時間が変わった時です。小説では1つの段落には、1つのテーマを取り上げるのが基本となっています。

そのため、テーマ=場面or時間が変わったタイミングでは必ず段落を変更しましょう。読者は段落が変わることで、場面が変わったと認識します。

 

悪い段落の使い方
「おはよう、レイジ。今日は寝坊しなかったんだね」
「あぁ……。今日はちょっとイヤな夢を見たんだ」
 先程の夢は最悪だった。思い出すだけで額に脂汗が浮かぶ。
「……ちょっと、顔色が悪いけど本当に大丈夫?」
 いつも俺をイジってくるミホが、珍しく心配そうな顔で覗き込んでくる。
「大丈夫だよ。そんなことは良いから学校に急ごうぜ。せっかく早起きしたのに遅刻しちまう」
「やっと昼休みか……」
 授業中も今朝の夢の記憶がちらついたせいで、碌に集中することができなかった。おかげで時間を随分と長く感じてしまった。
「レイジ、一緒にご飯食べよっ」
「ん、いいぜ」

こちらが段落の使い方の悪い見本になります。朝からお昼休みへと場面が切り替わったにも関わらず段落が変更されていないので、読んでいるといつの間にかお昼休みになってしまっています。

これでは読者は確実に混乱するので、絶対に真似をしないで下さい。では続いて正しい段落の使い方を紹介していきます。

 

正しい段落の使い方
「おはよう、レイジ。今日は寝坊しなかったんだね」
「あぁ……。今日はちょっとイヤな夢を見たんだ」
 先程の夢は最悪だった。思い出すだけで額に脂汗が浮かぶ。
「……ちょっと、顔色が悪いけど本当に大丈夫?」
 いつも俺をイジってくるミホが、珍しく心配そうな顔で覗き込んでくる。
「大丈夫だよ。そんなことは良いから学校に急ごうぜ。せっかく早起きしたのに遅刻しちまう」

「やっと昼休みか……」
 授業中も今朝の夢の記憶がちらついたせいで、碌に集中することができなかった。おかげで時間を随分と長く感じてしまった。
「レイジ、一緒にご飯食べよっ」
「ん、いいぜ」

こちらが正しい使用例です。場面が変わるタイミングで段落を挿入することで、小説の時間軸が変更されたことが読者に伝わるようになります。

反対に、悪い見本のように一つの段落の中に異なる場面や、時間軸の話を挿入した場合、その小説は非常にわかりづらい文章になってしまいます。これは段落の使い方の基本中の基本になるので、必ず意識をして小説を執筆するようにして下さい。

人物や視点が変わったタイミング

次に紹介するのは、人物や視点が変わったタイミングで段落を変えるというものです。これも段落の正しい使い方の基本になります。

そうしなくてはならない理由は至ってシンプルで、人物や視点が変わったのに段落が変更されなければ、読者が混乱するからです。

せっかくなので、こちらも例と共に紹介していきましょう。今回も先程の例文で登場させたレイジくんとミホさんに登場してもらいます。

 

悪い段落の使い方
「やっと昼休みかぁ……」
 授業中も今朝の夢の記憶がちらついたせいで、碌に集中することができなかった。おかげで随分と時間を長く感じたものだ。
「レイジ、一緒にご飯食べよっ」
「ん、いいぜ」
 そんなことを考えていると、俺の席へ二人分の弁当箱を持ったミホが来た。
 今日のレイジの様子は変だ。朝の時点でいつもは喧しいくらい元気なアイツが顔を真っ青にしてたから、おかしいとは思った。
 極めつけは昼休みだ。いつもなら自分から私の席に来て弁当の中身を聞くのに、レイジはずっとボーッとしていた上に、顔色もまだ悪い。これを変と言わずになんと言うのか。

こちらが悪い例になります。途中から人物の視点がレイジくんからミホさんに変わっているにも関わらず、段落が変更されていないので読みづらいことこの上ありません。

 

正しい段落の使い方
「やっと昼休みかぁ……」
 授業中も今朝の夢の記憶がちらついたせいで、碌に集中することができなかった。おかげで随分と時間を長く感じたものだ。
「レイジ、一緒にご飯食べよっ」
「ん、いいぜ」
 そんなことを考えていると、俺の席へ二人分の弁当箱を持ったミホが来た。

 今日のレイジの様子は変だ。朝の時点でいつもは喧しいくらい元気なアイツが顔を真っ青にしてたから、おかしいとは思った。
 極めつけは昼休みだ。いつもなら自分から私の席に来て弁当の中身を聞くのに、レイジはずっとボーッとしていた上に、顔色もまだ悪い。これを変と言わずになんと言うのか。

こちらが正しい段落の使い方です。レイジくんからミホさんの視点に変わったタイミングで段落を挿入したことで、場面の切り替わりが非常に分かりやすくなっています。

この手法はずっと同一の視点で物語を書く場合はあまり使わないかもしれませんが、推理小説などでこまめに人物の視点を変える場合や、群像劇を執筆する際は重要になるので、必ず覚えておきましょう。

何かを強調したい時

これは上記2つの段落の使い方に比べると使用頻度は落ちますが、覚えておくと何かと応用が効きますので紹介します。これは完全に実際の文章を見た方がわかりやすいので、下記の例文を参考にして下さい。

 

使い方の例
「……姉ちゃん。俺が帰ってきたら食べようと思って楽しみにしていたプリンが無いんだけど」
「さてと、私は宿題でもやらないと――」
「――待てよ姉ちゃん」
「…………」

「その口の端に付いてるプリンはなんだ」

「……大変おいしゅうございました」
「俺わかったよ。戦争ってこうして始まるんだ」

このように主人公のセリフを強調したい時や、シリアスな場面で特殊な雰囲気を演出したい場面で段落を変更するのも一つの手法になります。覚えておくと便利なのでぜひ活用して下さい。

一文(文章)の長さの目安・理想

小説初心者文章の長さ

当記事で最後に紹介するのは、一文の長さの目安や理想です。これは結論から言ってしまうと、25~40字の間に収めるのが、最も読者が読みやすく、かつ理解しやすい長さになります。

 

悪い一文の例
私は悩んでいた。あの魔法使いが提案してくれたように、この素敵なドレスを身に纏い続けられる魔法を永続的なものにしてもらい、傍若無人で悪逆非道な三人の姉の家から抜け出した上でさらに私の理想の王子様が住まうあの城に行くべきかどうかを。

こちらが悪い例になります。このようにあまりにも一文が長すぎるととても見づらい上に、頭の中に話の内容が全く入ってきません。

そのため、あなたがせっかく良い小説を執筆したとしても、書きたかった事を理解されずに終わってしまうでしょう。では続いて正しい一文の例を紹介していきます。

 

正しい一文の例
私は悩んでいた。あの魔法使いが言ってくれた提案を受け入れるべきかどうかを。彼は魔法でこの素敵なドレスを永遠に纏い続けられるようにしてくれると言っている。
そうすれば、あの傍若無人で悪逆非道な三人の姉の家から抜け出すこともできるはずだ。それだけじゃなく……理想の王子様が住まうあの城に行くこともできるかもしれない。私はどうするべきなんだろう。

こちらが正しい一文の使い方です。一文の長さ読みやすく区切った上で段落を活用することで、先程よりもかなり読みやすい文章になりました。

ただこれには一点だけ注意点があり、短くして読みやすさを重視しようとしたあまり、『単語+数文字』が延々と続くような文章にならないようにしましょう。

 

悪い一文の例
私は悩んでいた。魔法使いが言った。この素敵なドレスに魔法をかけてくれる。永遠に纏い続けられる。

確かにある意味では読みやすいかもしれませんが、これでは小説ではなくただの小学生の作文です。しっかりと人物の心情や動き、場所の雰囲気などを取り入れた上で、40字前後の読みやすい文量に収めるようにしましょう。

初心者が知るべき小説の書き方のまとめ

いかがでしたでしょうか。今回は小説初心者が知るべき書き方のポイントである

 

  1. 最初にプロットを作成する
  2. 正しい括弧の使い方
  3. 正しい段落の使い方・変えるタイミング
  4. 一文(文量)の長さの目安・理想

これらの基本的なルールや使い方などを紹介しました。これらを覚えておくことで、今後のあなたの作品の読みやすさや完成度がより高くなります。

また、『小説の書き方を45の項目に分けて徹底紹介!』では小説の書き方について項目別に紹介をしていますので、ぜひ作品を執筆する際の参考にして下さい。

小説の書き方を45の項目に分けて徹底紹介!
小説の書き方:基本編ノベルコミットでは、元小説書きで現役の編集長である筆者が、4桁を超える作品や記事の編集に携わってきた経験を元に、小説の書き方やテクニックを項目別に徹底的に解説しています。まず紹介する小説の書き方:基本編では、文字通り基本的な小説...

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